【東】「今乗らないともらえない」「もらうにしても慎重に行くべきだ」―。ヘリパッド建設に伴う政府からの財政支援を巡り、参加した高江区の代議委員13人全員が受け入れで一致した。約1時間半の会議終了後、委員らは「決してヘリパッド容認ではない」と念を押すように繰り返した。

機動隊

 高江公民館で会議が始まったのは午後7時。冒頭、仲嶺久美子区長からの経緯説明の後、委員からはさまざまな意見が投げられた。しかし意見が真っ向からぶつかることはなく、これまで同区が受けてきた騒音などの基地被害やヘリパッド建設と財政支援は無関係であることを前提に、受け入れが決まった。

 委員の60代男性はヘリパッド建設反対を強調した上で「みんな思っていることは大体同じ。これまで区は基地被害を受けながら、他地域がもらっているような補償が何もなかった。国が迷惑かけていることを認めたのだから、もらっていい」と話した。60代女性も「もらったからといってヘリパッド賛成とは違う。他地域が受けている補償を高江ももらうという話」と語る。

 ヘリパッド建設現場へ約10年間行き、抗議の声を上げてきた女性(52)も理解を示す。「これまで騒音や事故のリスクに耐えてきた区民のことを考えれば、反対とは言い切れない」。議論の場では受け入れても、その内容を慎重に決めないと誤解されると意見した。「人口が少ない集落で対立はしたくない。ただ、お金は怖い。どうしたらいいのか」と表情を曇らせた。

 ヘリパッドいらない住民の会で東村議の伊佐真次さん(52)は「決して高江がヘリパッドを認めたわけではない。騒音があれば強く抗議する」とし、「すでにヘリパッドN4地区は造られ、被害が出ている。迷惑は当然補償されるべきだ」と強調した。