【台北】日本のカクテルコンペで優勝したこともある台湾の大学3年生が市販のソフトドリンクと泡盛を使ったカクテル作りを実演するイベントが6日夕、台北市内のデパート、新光三越A11で開かれた。台湾では泡盛に関税がかかることから販売価格は高め。今回のイベントを通じて、台湾でも泡盛がより身近な存在になることを狙っている。

泡盛を使ったカクテルのイベントでシェイクを披露する梁嘉仁さん=6日夕、台北市内の新光三越A11(松田良孝通信員撮影)

 10月に横浜で開かれたカクテルコンペで優勝した台湾の大学3年生、梁嘉仁(リアン・ジアレン)さん(20)がアクロバティックな演技を交えながらシェイクを披露した。

 請福酒造(本社石垣市)の古酒に炭酸飲料を加えてカクテルを作り、来場者が試飲。梁さんは「炭酸飲料を加えるだけなので、泡盛そのものの味と香りも楽しめると思う」と話していた。梅酒とクランベリージュースを合わせたカクテルなどもあった。

 今回のイベントは、コンビニなどでも買えるフルーツジュースや清涼飲料水で泡盛のカクテルを作り、手軽さをアピールして購買層の裾野を広げる狙いがある。

 同店では14日まで日本の物産展を開いており、泡盛は720ミリリットル入りで1200~1500元程度で販売。日本円では4千~5千円近くになる。

 台湾で泡盛を取り扱う達正食品(本社新北市)の湯正介(タン・ツェンジエ)総経理は「梅酒など味の付いた泡盛が人気。デパートの物産展では安心感もある」と話し、売り上げは悪くないという。(松田良孝通信員)