夏のような強い日差しが白い砂浜に反射し、目を開けていられないくらいまぶしい。うるま市に属し、浜比嘉島から南東約3キロ、勝連半島の目と鼻の先にある浮原島。周囲約2キロ、面積約25ヘクタールの小さな無人島は、陸上自衛隊が管理する訓練場だ。(政経部・大野亨恭)

自衛隊と米軍の捜索救助訓練で、航空自衛隊の輸送ヘリから海に飛び込む隊員=7日午前、うるま市浮原島沖(下地広也撮影)

自衛隊と米軍の捜索救助共同訓練で、負傷者に見立てた人形を搬送する自衛隊員(右列)と米兵(左列)=7日午前、うるま市浮原島

自衛隊と米軍の捜索救助訓練で、航空自衛隊の輸送ヘリから海に飛び込む隊員=7日午前、うるま市浮原島沖(下地広也撮影) 自衛隊と米軍の捜索救助共同訓練で、負傷者に見立てた人形を搬送する自衛隊員(右列)と米兵(左列)=7日午前、うるま市浮原島

 琉球石灰岩と砂に覆われ、ほぼ平らな島には四方から波が打ち寄せる。島では実弾射撃訓練が禁止されているため、陸自は年間を通し、訓練としてはほとんど使用しないという。

 透き通る水に、発達したサンゴ、鈴なりのアダンの実。遠く沖合上空でホバリングする自衛隊ヘリの音がわずかに聞こえるだけで、島の近くでは、小舟やサバニで市民が漁をする静かな時間が流れていた。

 だが、午前9時、沖合のヘリから遭難した米軍パイロットに見立てた人形が投下され訓練の“開始”が告げられると、バタバタと重たいヘリのローター音に波の音がかき消された。

 日本の平和と安全に重要な影響を与える「重要影響事態」を想定した初めての日米共同訓練が始まった。