【東京】政府は8日、沖縄県警の定員を100人増やす警察法施行令の一部改正を閣議決定した。近く公布、施行される。

沖縄県警本部

 改正により、県警の定員基準は現行の2641人から2741人に増える。

 定員増は、元米海兵隊員で軍属の男による暴行殺人事件を受けて、政府が6月にとりまとめた県内での犯罪抑止対策の一つ。パトカー20台も増強し、事件・事故への初動対応やパトロールの強化を図る。

 これに伴い、県警は県議会11月定例会に定員増の条例改正案を提出する方針を示している。

 また、警察庁では県警の定員増に対応するため、全国から警察官100人を特別出向させるための調整を進めている。出向組は県警本部の自動車警ら隊や、米軍基地や繁華街のある警察署の地域課への配属が検討されている。出向は2~3年かけて段階的に減らし、最終的には県警の新卒採用で増員体制を維持する考え。共同で採用試験を実施する警視庁や千葉県警などから県出身者を中心に募る方針という。

 警察庁は「県民の安全安心の確保を図るため、本年度中の速やかな増員が望ましく、関係警察からの特別出向について検討・調整を行っているところだ」としている。