下馬評を覆し大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏。これまで、日本に米軍駐留費の負担増を求め、応じない場合は撤収もあると述べた経緯があるが真意は定かでない。ただのアピールか、それとも基地が集中する沖縄に変化をもたらすのか。沖縄県民には期待や不安などさまざまな思いが入り交じった。

普天間飛行場

 日米の返還合意から20年がたつ普天間飛行場を抱える宜野湾市。大謝名区の垣花辰勇さん(81)は「せめて普天間くらいは米本土などに移すきっかけになるのでは」と期待する。

 同市宜野湾の宮城政一さん(72)は「オバマ大統領の誕生で期待したが大きな変化はなかった。だが米国民は『変化』を選んだ。普天間の姿勢にも変化は望める」と即時返還を願った。

 宜野湾市で子どもの居場所づくりに携わる当山なつみさん(31)は米軍撤退に一定の期待感を示しつつ、選挙戦での発言から「国際関係でいざこざを招く不安もある」と懸念。「反米感情が強まれば、沖縄にも影響が出る」と不安視した。