米大統領選で共和党候補の実業家ドナルド・トランプ氏(70)が勝利したことを受け、翁長雄志知事は9日、トランプ氏との面会を求め来年2月にも訪米する考えを示した。沖縄県庁で記者団の質問に答えた。名護市辺野古の新基地建設に反対する沖縄の民意を伝え、米側に計画の断念を求める考えだ。

トランプ氏当選確実を受け、記者の質問に答える翁長雄志知事=9日午後5時45分、沖縄県庁

 知事はトランプ氏に関し、「新しい発想の政治を考えており、沖縄の基地問題にどう対応するか注視したい」と指摘。新基地建設を巡り政府と沖縄側が対立する状況の中、「私どもの意見を聞いていただき、どのように判断するか沖縄側としては期待したい」と述べ、面会を求める考えを示した。

 訪米日程に関しては、新しい米国務、国防長官らが就任する1月20日ごろから、2月中旬までの間で調整する考え。一方、県幹部によると県議会2月定例会が2月中旬から始まるため3月半ば以降になる可能性もあるという。

 知事はトランプ氏に「強いリーダーシップを発揮し、国際社会の平和と安定に適切に対応してほしい」と求めた。知事は10日にもトランプ氏へ祝電を送る意向で、この中でも沖縄側の考えを聞くよう求める考え。