趣味は店舗回り。休みの日でも時間があれば店舗を歩き回り、お客さんにとってよりよい店とは、と考えを巡らせるという。話をうかがった時、“仕事人間”ぶりに感心したのを思い出す

▼サンエーの上地哲誠社長の話である。「小売業は3日やればやめられない」。小さくとも日々工夫する楽しさや、その継続の大切さも説いていた

▼先日、サンエーとファッションビル大手のパルコが合弁会社を設立すると発表した。2019年にも県内最大級のショッピングモールをオープンするという

▼パルコは、東京はじめ大都市を中心に展開し、ファッションやアートなどで若者文化をけん引してきた。合弁によって、魅力的なテナントが沖縄にも集まり、センスあるイベント企画も加われば、新たな店舗展開も期待できるだろう

▼変化を積み重ね、顧客を飽きさせないことで、次の来店につなげる。小売業にとっての鉄則であろう。サンエーはこれまでも「東急ハンズ」や飲食店を含め、名のある企業と提携してきた。差別化、生き残り戦略に位置づけてきたように感じる

▼全国的なブランドを引き寄せるだけでは逆に、地方ならではの魅力をそぐことになりかねない。要は、相乗効果でどんな魅力、価値を提供できるかにかかっている。3年先だが、期待に胸膨らませる人も多いだろう。(宮城栄作)