琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行の2016年9月中間決算(単体)が10日、出そろった。沖縄県経済の拡大を背景に貸出金残高は3行そろって増加した一方、貸出金利回りの低下で収入の柱の貸出金利息収入は厳しさを増し、資金利益は減少した。金融商品の販売手数料の役務取引等利益も落ち込み、本業のもうけを示すコア業務純益は3行とも2桁で減少。3行合計のコア業務純利益は前年同期比25・1%減と大幅減となった。日本銀行が2月から導入したマイナス金利の影響が表れた。

 貸出金残高の3行合計は前年同期比6・05%増の3兆2591億円。業種別では新設・建て替えで大規模な資金需要があった医療と、県内の人口増加を見込んだアパートローンが多かった不動産業で伸長した。住宅ローンなどの個人向け融資も好調を維持した。貸出金利回りは同業他社との競争にマイナス金利政策が加わり、琉銀で0・14ポイント、沖銀0・25ポイント、海銀0・18ポイントそれぞれ低下。琉銀と沖銀は低下分をボリュームで補いきれず貸出金利息収入は減少、海銀は微増だった。

 経常利益は与信コストは減少したが、システム更改や新店舗に伴う減価償却などの物品経費が増加し、16・51%減の101億9900万円となった。

 純利益は9・59%減の74億9700万円だった。

 不良債権比率は琉銀が0・28ポイント、沖銀0・08ポイント、海銀0・11ポイントと改善した。経営の安全性を示す自己資本比率は琉銀8・88%、沖銀10・81%、海銀8・86%。