八重瀬町上田原のひょうたんCAFEは、店主の中山明さん(49)=神奈川県出身、妻のみきさん(31)=同町出身=が切り盛りする。店は一見、コンクリート造りの住宅。玄関を入ると自然光や木の食卓、観葉植物の緑を基調とした柔らかい雰囲気が漂う。夫妻手作りのアットホームさが「95%は女性客。一人でいらっしゃる方もいます」(明さん)という入りやすさを呼んだのかもしれない。

一番人気の日替わりプレート。この日のメイン、豚ロースのミラノ風カツレツをはじめ県産食材を多く使っている

店主の中山明さん。シャイな妻のみきさんと切り盛りする店は、二人で温かみ漂う内装を手作りした

「ひょうたんCAFE」の場所

一番人気の日替わりプレート。この日のメイン、豚ロースのミラノ風カツレツをはじめ県産食材を多く使っている 店主の中山明さん。シャイな妻のみきさんと切り盛りする店は、二人で温かみ漂う内装を手作りした 「ひょうたんCAFE」の場所

 午前11時~午後4時半の昼メニューは約20種あり、飲み物付き850円、デザートも加えて千円。肉か魚がメインの日替わりプレートが1番人気で、客の半数が頼む。7日は県産豚ロース約170グラムのミラノ風カツレツ。かりっと揚げた薄手の衣が、柔らかくたたいた肉のうま味を引き立てる。副菜で糸満特産の美らキャロットのマリネなど、できる限り季節の県産食材を選ぶ。

 お勧めは特製トマトソースをアレンジした焼きチーズカレーなどドリア系6種。「暑い中、汗をかきながら食べるのがたまらないんです」と笑う明さんが、頼める店の少なさを感じて加えた品だ。

 明さんは実家が鮮魚店で、包丁さばきや旬の食材の目利きを小学生の頃から培ってきた。東京の女性アパレル会社で23年間、営業を務めた際も部下に振る舞った、生粋の料理好きだ。同僚でデザイナーだったみきさんとの結婚を機に2013年、温暖な気候などを気に入った沖縄に移り住み、「飲食で店をやりたい」という20年来の夢を実現した。

 明さんは「のどかなサトウキビ畑を窓から眺めつつ、地元の食材を使った料理で、ほっとひと息入れて下さるとうれしいですね」と話した。(南部報道部・堀川幸太郎)

 【店舗メモ】八重瀬町上田原118の1。営業は午前8時~午後5時。金~日曜日は午後6~9時も加わる。水曜休み。32席、駐車場6台。電話070(5278)1180。