【浦添】浦添市港川の西海岸に面した約1万3千平方メートルの土地で、高級リゾートホテル開発の構想があることが12日までに分かった。土地を所有するのは、不動産開発業の「タカラクリエイト」(長野県、上村康浩代表取締役社長)。同社は、自然や景観保全などの条件を満たす開発業者を、来年度予定される西海岸道路の開通に合わせ、住民や行政の意向を踏まえた上で選定する方針だ。2020年の開業を目指す。(浦添西原担当・伊禮由紀子)

ホテル開発予定地

 ホテル開発予定地はキンザー沖の礁池(イノー)、通称「カーミージー(亀瀬)」に隣接し、敷地面積は約1万3千平方メートル、ホテルの延べ床面積は約2万1500平方メートル。海外の富裕層などをターゲットに差別化を図る。浦添市にリゾートホテルが建設されるのは初めて。

 同社は、土地の用途変更の権限を持つ市と5月から協議を重ねてきた。市は住民らがカーミージーで地域交流や自然保護の活動を続けていることを重視。自然や景観に配慮するよう求め、同社も地上6階建て(高さ約25メートル)に制限することを想定。開発業者に対しても、ホテルのデザインや設計などのコンセプトを引き継ぐ考えだ。市は8日に近隣住民への説明会も開いた。

 予定地一帯は米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の返還を見越した西海岸開発計画がある。西海岸道路建設や、サンエーやパルコなどの大型商業施設建設も計画済み。市の幹部は「一連の開発の中で、今回のホテル計画を市街地に近い自然を保護・活用するモデルケースにできれば」と話している。