心臓移植手術を終えた森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1歳10カ月)の朗報を受け、無事を祈りながら募金活動を続けてきた支援者は「みんなの思いが届いた」「本当に良かった」と喜びを分かち合った。

東京大学付属病院で治療中の森川陽茉莉ちゃん(中央)と父の孝樹さん(左)、母の佳菜子さん(右)=8月下旬(救う会提供)

 陽茉莉ちゃんの父孝樹さんの母校、うるま市の前原高校では生徒会や野球部などが中心となり、各教室に募金箱を設置したり、祭り会場で募金を呼び掛けたりしてきた。

 生徒と一緒に支援活動をしてきた野球部監督の大川基樹教諭(44)は「学校みんなで喜んでいる。陽茉莉ちゃんが元気に歩き回って遊べるよう、これからも応援したい」と語った。

 孝樹さんが小学生の時に所属していた少年野球チーム具志川シャークスの子どもたちも、募金を呼び掛けてきた。主将の吉山太陽君(具志川小6年)は「早く治ることを願って募金をしたので、思いが通じてうれしい。百パーセント良くなって、具志川にも遊びにきて」と話した。

 「ひまりちゃんが元気に帰ってくることが、支援してくれた県民の思い」。今年2月に心臓移植手術を終えた浦添市の翁長希羽(のあ)ちゃん(2)の父、司さん(40)も、陽茉莉ちゃんの手術終了を喜んだ。

 司さんは「手術が成功して本当に良かった。今後はリハビリなどあると思うが、焦らずにゆっくり体力回復に向けて頑張ってほしい」と激励。自身の経験を踏まえながら「両親もこれまでの不安や長旅の疲れなど、心身ともに疲れていると思う。ゆっくり休養してほしい」と述べた。

「抱っこしたい」再会待つ祖母・兼城さん

 【うるま】森川陽茉莉ちゃんの移植手術終了の吉報に、父方の祖母・兼城信子さん(52)=うるま市安慶名=は「まずは一安心。早く抱っこしたい」と胸をなで下ろした。

 知らせは15日早朝、息子の孝樹さんから届いた「無事に手術終了しました」とのラインメッセージ。文字と術後の陽茉莉ちゃんの写真を目にし、「これまでの日々が頭をよぎり、支援してくれた皆さんの顔を思い出した」と喜びが込み上げたという。

 陽茉莉ちゃんには5月、東京の病院で会った。「渡米までは都合がつかず、会えなかった。今から帰国が楽しみ」と再会を心待ちにしている。「容体はまだ不安だが、陽茉莉ちゃんの生命力を信じて応援したい。元気に駆け回る姿を見たいです」と力を込めた。