【台北】台湾人目線で選んだ沖縄の雑貨を取りそろえ、香水を手作りするワークショップなどで、沖縄の新しいイメージを打ち出す「リ・ブランディング」の取り組みが先月から台北市内で行われている。沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が台湾の企業とタイアップして展開。OCVB台北事務所の林秀佳所長代理は「沖縄の洗練されたところを台湾の人たちに伝え、FIT(個人手配の海外旅行)需要に応えたい」と話す。

沖縄のお守り「サン」を作ったワークショップ=5日午後、台北市富錦街の雑貨店「ハヴァ・ナイス479」

 「ハヴァ・ナイス・オキナワ」と銘打った取り組み。10月13日~11月27日まで実施し、週末はワークショップを開く。

 ワークショップ会場の雑貨店「ハヴァ・ナイス479」は、富錦(フジン)街と呼ばれる通りにある。富錦街はもともと住宅街だが、OCVBとタイアップする富錦樹管理顧問有限公司(本社台北)が4年前からショップを展開。最近ではカフェやセレクトショップなどが増えてきた。

 清水香保里マーケティングマネージャーは「おしゃれな人が集まるようになった。手作り感やこだわりのあるものが好まれる」と話す。

 OCVBは富錦街の客層に着目して今回の取り組みの会場に選んだ。林所長代理は「いいものにはお金を払うという人たちが来る。これまでとはテイストの違う見せ方にこだわった」という。

 「ハヴァ・ナイス479」には、台湾の写真家が撮影した沖縄の風景写真が並ぶが、資材置き場のような雑多な日常を写したカットもある。取り扱う雑貨の選定も台湾側に依頼し、台湾側の意向を重視しながら準備を進めた。

 12日にはオリジナルの香りをつくるワークショップがあり、琉球香房くるち(本部町)の柴田晃さん(39)がアドバイス。出来上がった香水を、琉球ガラスの粒を入れた瓶に入れて持ち帰るというもので、台北市の陳〓卉(チェン・チエンフイ)さん(25)は「自分の好きな香りができて満足。(沖縄には)ずっと行きたいと思っている」と笑顔で話した。

 5、6の両日のワークショップでお守りの「サン」をつくるコーナーを担当したアトロン・クリエイティブ(沖縄市)の友寄司さん(41)は「ワークショップを通じて、台湾の人たちに沖縄の文化を知ってもらえたら」と話した。(松田良孝通信員)

※〓は「くさかんむり」に「千」