7月に実施された県公立学校教員候補者選考試験の中・高英語教員向けリスニング問題が特定の市販問題集から大量に引用されていた問題で、大学教員らでつくる有識者会議は16日、出典の明示や複数の国のネーティブスピーカー登用などを柱とする提言をまとめ、平敷昭人県教育長に提出した。

教員採用試験の英語リスニングで出題が相次いだ市販の問題集

 提言は①一般の問題集以外の信頼できる資料を活用し、その際は偏りが出ないよう留意する②出典を明示する③問題文を引用した場合も、設問は独自に作成する④複数の出身国のネーティブスピーカーを登用する⑤過去問のデータや資料を蓄積するアイテムバンクを設置する―など。

 座長の下地敏洋琉球大学大学院教授は「今後の問題作成では受験生や県民から疑義を持たれないようにとの方向から検討した。実施可能なものは適宜反映してほしい」と述べた。

 平敷教育長は「受験生や県民から疑念が持たれることがあってはいけない。いただいた意見を踏まえ、次年度に向けてしっかり改善に努めたい」と応えた。