実在した作家トマス・ウルフと彼をベストセラー作家として世に送り出した敏腕編集者パーキンズの本当にあった奇跡の友情物語。

映画「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」

 編集者という仕事は地道だ。名作を生むために実力を要するポストでありながらスポットライトは当たらず、作品がヒットしても称賛されることはない。それでも仕事に誇りを持ち、作品の完成のために全身全霊をささげる。

 一方、作家は表舞台で才能を称賛され、もてはやされるが、世間にさらされることで傷つくこともある。

 どちらがいいとは言えないけど、バレー部のセッターだったり、バスケ部のガードだったり、専業主婦だったり。 影で誰かを支える人だけが得られる喜びは確実にある。評価され、尊敬されるよりも、心から誰かに感謝されることの幸せにグッときて、ハッとする作品。(桜坂劇場・下地久美子)

 ◇同劇場であすから上映予定