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  • 足の爪は白い部分を全部切らずに、四角に切ること。ケアはやすりで
  • 短く切りすぎると下の肉に圧迫されて変形し、巻き爪になりやすい
  • 巻き爪を放置すると、痛みから膝や腰に負担をかけ、別のトラブルも

 爪が皮膚に食い込み、悪化すると痛みや炎症を引き起こす巻き爪。特に足の親指がなりやすく、放っておくと痛みをかばう歩き方が膝や腰に負担をかけ、別のトラブルを招くこともあるという。主な原因は間違った爪の切り方や圧迫。足のケアの専門家は「足はすべての基本。正しい爪の切り方を知ってほしい」と話す。(学芸部・榮門琴音)

爪の両端が皮膚に食い込んでいる巻き爪

フットケアを施す指導士の垣花恵美さん=沖縄市、桑江皮膚科医院

爪の両端が皮膚に食い込んでいる巻き爪 フットケアを施す指導士の垣花恵美さん=沖縄市、桑江皮膚科医院

 爪を短く切りすぎると、爪が盛り上がった下の肉に圧迫され、伸びるにつれて変形する。合わない靴で爪が圧迫されると巻き爪になりやすくなり、周辺の肉に食い込んで、激しい痛みや炎症を引き起こす。

 「切り方が問題で老若男女、誰でもなる」と桑江皮膚科医院(沖縄市)の桑江朝二郎医師は話す。同院では8年前から、関連の訪問看護ステーションぎのざ桑の実(宜野座村)では3年前から、フットケアを導入。フットケア指導士が爪の切り方から靴の選び方まで、足のトラブルの予防・解消をアドバイスしている。

 巻き爪の人は痛くなるのを恐れ、その前に短く切ってしまう傾向があるという。看護師でフットケア指導士の桑江希世美さんは「正しい爪の切り方は、圧力が均一にかかる四角い爪」と説く。

 爪先の白い部分をすべて切り落としていないだろうか。爪は指先の肉より長すぎても短すぎてもよくない。肉の高さに合わせ端から一直線に切り、両端の角はやすりで少し整えるくらいでいいという。

 桑江さんは「難しいことではなく、自分で簡単にできる。爪切りより、100円均一のやすりを使ってこまめにケアすると爪も強くなる」とアドバイスする。

 足のトラブルに悩む高齢者は多く、同院では出張フットケアや矯正ワイヤ治療(自由診療)もしている。もう一人のフットケア指導士の垣花恵美さんは「フットケアをした後、『すっきりした』と喜ぶ人は多い」と話す。桑江さんは「足があるから生活ができる。自分でできるケアでいたわってほしい」とセルフケアの重要性を強調した。