沖縄県うるま市宮城島の製塩業「ぬちまーす」の館内で、日本最大のチョウ「オオゴマダラ」が次々に羽化している。工場見学や買い物で訪れた来場客らは「こんな所にチョウがいるなんて」と驚きながら観察を楽しんでいる。

ぬちまーすの館内に展示されたオオゴマダラを観察する来場者=うるま市宮城島・ぬちまーす

 館内に展示されているのは、サナギと羽化したばかりの成虫。オオゴマダラのサナギは、黄色く透き通っていてガラス細工のようだ。羽化してから1日は羽を乾かすためにじっとして動かない。

 高安正勝社長が工場の近くの自然庭園などから卵を採取し、オオゴマダラを育てるための「チョウチョウ園」をぬちまーすの屋外に設置。サナギになったものを館内に移し、来場客が気軽に観察できるようにしている。9月から育て始め、約3カ月で100匹ほどが羽化した。

 「卵から成虫になるまでの過程をみられる環境は少ない。美しいチョウを見て楽しんでほしい」と呼び掛けた。オオゴマダラは年中繁殖するため、季節を問わず観察することができるという。