ゲート通りで朝食を-。ネーミングの響きにひかれる。沖縄市の胡屋十字路から米軍嘉手納基地の第2ゲート前までのゲート通りの一角で、朝食を楽しむイベントに足を運んだ

▼日曜日の早朝。第2ゲートに近いこぢんまりとした緑地帯に続々と集まる家族連れや若者、高齢の夫婦の姿が新鮮だった。朝食の香りとジャズが流れる空間。通りの夜の顔とは打って変わった雰囲気が心地よい

▼ゲート通りは、言わずと知れた基地の門前町として栄えた。バーやライブハウスも多く、夜のにぎわいのイメージが強い。そんな通りの新たな楽しみ方を提案しようと着目したのが朝食。通り会などが自主企画したものだ

▼胡屋十字路付近では今後、中の町の土地区画整理事業や付近の国道の拡幅などが予定されており、姿を変えようとしている。そんな今だからこそ、まちの将来像を思い描く機会をつくる試みは共感できる

▼まちづくりといってもなかなか自分自身の問題と捉えづらいもの。でも実際に朝の過ごし方を提案し、どんなまちにしたいか、どんなまちに住みたいかなどを体感できることで、イメージも湧きやすい

▼「朝の爽やかな時間に楽しめる」「通り全体でやってほしい」と来場者の評判も上々だった。補助金などに頼らない手作りのまちづくりの挑戦を地元の手で育てたい。(赤嶺由紀子)