沖縄芝居の二枚目俳優として活躍してきた「劇団与座」の座長、与座朝惟(よざ・ちょうい)さんが22日午後6時25分、不整脈のため那覇市内の病院で死去した。81歳。那覇市久米出身。自宅は那覇市前島。告別式は未定。喪主は妻勝子(かつこ)さん。

与座朝惟さん

 与座さんは1951年に父朝明さん率いる「与座一行」へ弟ともつねさん(79)と入団。沖縄芝居界を代表する俳優となった。62年に作・演出を手がけた「或る男の一生」が沖縄タイムス芸術祭賞。99年には県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者に認定され、沖縄タイムス芸術選賞功労賞も受賞した。

 副座長のともつねさんは「兄弟で全国を巡り、沖縄芝居を披露してきた。これからも舞台で頑張って天国の兄貴を喜ばせたい」と声を詰まらせた。

 沖縄芝居界の大御所、八木政男さん(85)は「とにかく残念。二枚目として華があっただけでなく、老け役や喜劇での役柄も上手で芸に幅があった。いい役者を失った」と惜しんだ。