特定外来生物のタイワンハブの生息域が、名護市為又を中心に本部町や今帰仁村まで広がっている。どんな所に、どれだけいるのか。沖縄県衛生環境研究所が月1回実施しているタイワンハブの密度調査に同行した。(学芸部・榮門琴音)

捕獲器からタイワンハブを取り出す寺田考紀さん=名護市内

タイワンハブの生息域

捕獲器からタイワンハブを取り出す寺田考紀さん=名護市内 タイワンハブの生息域

 タイワンハブが年間で最も捕まりやすい11月。同研究所主任研究員の寺田考紀さんと臨時職員の小菅俊樹さんの車に同乗し、捕獲器40台の確認に向かった。

 国道58号に近い、雑草が茂った小道。その脇に仕掛けた捕獲器のふたを寺田さんが開けると、枯れ葉に似た模様のタイワンハブが1匹、さっそくいた。

 寺田さんが棒に掛けて網の袋に入れ、口をぎゅっと結ぶ。小菅さん捕獲器にネズミと餌をセットし、元に戻す。この間わずか3分。次の場所を目指す。

 3台目までは1匹ずつ、4台目には2匹と連続した。こんなにいるのかと驚いていたら、「1台に7匹入っていたこともありますよ」と寺田さん。設置場所は山奥ではなく、近くに民家や福祉施設、ビニールハウスがあるような生活圏だ。