最後の審尋となった24日、那覇地裁前の公園で開かれた集会では、原告の住民から「裁判官はきちんと騒音問題を判断してほしい」「勝とう」と差し止めの決定に期待する声が相次いだ。一方、12月6~9日の決定日に「手遅れになる」と焦りの声も上がった。

高江ヘリパッド建設工事の差し止め仮処分を勝ち取ろうとガンバロー三唱する事前集会参加者=24日、那覇市楚辺

 審尋前の集会には東村高江に住む原告の住民や、那覇市内や北部などの市民ら約80人が参加。審尋後には報告集会が開かれた。

 原告の女性(56)は「国は返還調印式を12月22日と決めた。まだ完成していないのにありえるのか。運動や県民を畳み掛けるような圧力が、本当に我慢ならない」と訴えた。

 申し立てでは安全保障や外交問題ではなく、騒音や人権問題として訴えてきた。「騒音問題は証明できた。裁判官はしっかりと判断してほしい」と願う。

 工事初期から反対してきた女性(52)は「何もかもが間に合わないかもしれないという焦燥感にとらわれている」と述べ、支援を求めた。

 オスプレイの騒音を避けるため、息子たちと約2カ月間、国頭村に避難した母親(45)は「家の上空を低空飛行し、いつ落ちてくるかわからない。完成したら、子どもたちのために移住を本気で考えないといけなくなる」と話す。12月6~9日の決定日に「どれだけ苦しんでいるかを、私たちの声をきちんと聞いてほしいと訴えた。手遅れになる前に、早く結論がほしい」と訴えた。