ティファニーの価値を知らなかった私。かつて1度だけ、アクセサリーをもらったことがある。もし、その時この映画を見ていたら、もうちょっと違った今を生きていたのかな、なんて後悔にさいなまれつつ、ティファニーの魅力を改めて考えてみた。

「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」桜坂

 とにかく「美しい」の一言に尽きる。世界トップレベルのデザイナーが心血注いで生み出したデザインに、最高級の宝石をあしらい生まれたジュエリー。その美しさたるや、ため息しかない。豪華なジュエリーを所有したい欲望を満たすのもティファニーの仕事だろう。でも、それを超越したところにある美の力、そして、最高級の美を生み出すティファニーの力を痛感した。歴史あるティファニーブルーのジュエリーボックスに刻まれた物語。それをプレゼントする意味。早めに知りたかった。(桜坂劇場・下地久美子)

◇桜坂劇場で上映中