沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長が25日、記者からの要望を受けた形で7月の就任後初めての記者会見を開いた。米軍北部訓練場の一部の年内返還に向け、ヘリパッド建設工事を着実に実施する姿勢を示し、沖縄の負担軽減に資すると強調した。

 だが、いざ記者から質問が出ると慎重な言い回しに終始。質問はこの日の午前中に首相官邸であった作業部会の内容に集中し、キャンプ・シュワブ内の隊舎工事の着手時期などについて問われたが「作業部会の結果を聞いていない」と答えを避け、事実上の「ゼロ回答」が続いた。

 最後に、記者団が「せっかくの(会見の)席なので」と県が隊舎工事に同意したことに水を向けたが、「報道では、やっているなとは思ったが、状況がまだ分かっていない」とつれない答え。「早期に陸上施設の工事を再開したい」と、それらしい答えが返ってきたのは、会見後の「コメント」だった。