麺や偶もとなり、銘苅店内の様子

 今、沖縄のラーメン界が熱い。沖縄ラーメン協会によると、11月20日現在、沖縄には260店舗が存在し、過去5年で183店舗が新規オープンした。沖縄で麺料理の代表格、沖縄そばをメーンに扱う店は329店舗(タウンページ調べ)で、ラーメン店が猛追している。沖縄ではなかなかラーメン文化が定着しなかったが、近年では地元客だけでなく、観光客にも人気で、行列ができるほどの店もある。ラーメン界の盛り上がりについて、人気ラーメン店主たちと探った。(デジタル部・與那覇里子)


座談会参加者

琉球チルダイ(武蔵家)店主・藤崎育弘さん
三竹寿店主・具志堅昭士さん
通堂統括マネジャー・中村哲朗さん
麺や偶代表取締役・島袋博昭さん
麺や偶専務・座安博之さん

ラーメン協会理事・えぼ太さん
ラーメン協会デザイナー・高良幸宏さん

(以下、座談会の氏名表記のかっこ内は店名に統一する。敬称略。)
 

沖縄のラーメン事情について語り合う店主ら=那覇市久茂地の沖縄タイムス社


―沖縄のラーメン界が盛り上がってきたと感じたのはいつごろから

えぼ太(協会理事):mixiで沖縄のラーメンコミュニティーを始めて今年で10年目。ちょうど、通堂、武蔵家、大勝軒、我流家がオープンしたころだった。始めた当時は、沖縄の人がラーメン食べる頻度が少ないと感じていたのでページを個人的に作っていた。ラーメン食べ歩きをしていて、徐々に楽しめる味が増えている中、ラーメン好きを増やしたいと思っていたのが狙いだ。情報を発信して、時折オフ会を開催すると、女性も来てくれるようになっていった。
盛り上がってきたのは、ツイッター、フェイスブックが登場して、多くの人が使うようになってから。SNSからラーメン情報を見て店にやってくる観光客も一気に増えたし、店も増えた。
 通堂、武蔵家、大勝軒、我流家の4店は味のレベルも高かったので、影響と役割は大きく、他のラーメン店も刺激を受けてレベルが上がっていった。

ラーメン協会理事・えぼ太さん

中村(通堂):通堂がオープンしたのは2002年8月9日。ラーメン博物館で地方創生の沖縄ご当地ラーメンを作ろうと1年限定で出店した。そのあと沖縄に帰って店を出した。レベルが上がっていったのは、ここ10年ぐらいではないか。

通堂統括マネジャー・中村哲朗さん