東京沖縄県人会(仲松健雄会長)創立60周年記念「沖縄芸能フェスティバル2016」が26日、板橋区立文化会館で開かれ、都内や関東の古典音楽研究会や琉舞道場などで活動する実演家ら約300人が出演。古典音楽の合奏や民謡、舞踊、ポップスなど多彩な演目で集まった約800人の観客を楽しませた。

東京沖縄県人会創立60周年記念「沖縄芸能フェスティバル」で「かぎやで風」を披露し、盛り上げる仲松健雄会長(右)と玉城流七扇敏風之会の諸見喜子師範=東京・板橋区立文化会館

 舞台は、総勢55人による舞踊「四つ竹」で華やかに幕開け。組踊音楽歌三線の人間国宝、西江喜春さんは「赤田風節」と「仲風節」の独唱で魅了した。

 舞踊「かぎやで風」では仲松会長が約3カ月間の猛特訓の成果を披露。指導した玉城流七扇敏風之会の諸見喜子師範とともに堂々の踊りで会場を盛り上げた。

 また、八重山の豊年祭を舞台で再現する趣向を凝らした演目も。旗頭や棒術のほか、大綱引きの前に演じられる「ツナヌミン」では板舞台上に鎌と長刀を持った武者2人による勇壮で迫力ある演武に、観客らは拍手と指笛で沸いた。

 フェスティバルに先立ち開かれた記念フォーラムで、仲松会長は県人会の夢として、沖縄県人会館の建設と2020年の東京五輪の開会式で舞踊「四つ竹」を2020人で踊り沖縄芸能の世界へのアピール、同年の沖縄芸能フェスティバルを日本武道館または両国国技館で開催を挙げた。 

 基調講演したボクシング元世界王者の具志堅用高さんも、スポーツ界や芸能界などで活躍する県系人らにも声掛けして「東京ドームを貸し切って2~3万人規模の沖縄大会を開きたい」と語った。