大相撲九州場所千秋楽(27日・福岡国際センター)で、鹿児島県最南端・与論島出身の十両、千代皇がホープの小柳を寄り切り、来場所の新入幕をほぼ手中にした。12日目から4連勝で8勝7敗。「周囲から『今場所勝ち越したら、幕内に上がれるぞ』と言われていたので意識はしていた」とうれしそうに話した。

千代皇

 2013年夏場所で新十両を迎え、十両で計21場所も過ごした。一進一退を続けてきた25歳の力士は「幕内はうまい人がたくさんいる。悪いところを見直して頑張りたい」と大舞台での活躍を期した。

 中部農林高時代に監督として指導した木崎智久さんは「本人から『何とか勝ちました。もしかしたら(幕内に)上がれるかも』と連絡があった。正式な発表が楽しみ」と声を弾ませる。

 高校時代から焦らず、黙々と相撲に取り組む姿勢を見つめてきた。「『なるようになる』と努力を怠らず、地位を射止めてきた。ずっと十両の位置にいるのも大変だったと思うが、できることを一生懸命やってきた結果」とうなずいた。