沖縄県内の交通渋滞の解消に向けた有識者懇談会(座長・安里昌利県経営者協会会長)は28日、那覇市-沖縄市間を専用バスレーンで結ぶ「基幹バス」導入などを盛り込んだ中間とりまとめ報告書を発表した。内閣府は報告書を踏まえ、次年度以降の予算措置に反映する方針。

夕方過ぎの退勤時間帯に起きる国道58号の渋滞。北向け左車線はバス専用レーン=、那覇市松山交差点近く

夕方過ぎの退勤時間帯に起きる国道58号の渋滞。北向け左車線はバス専用レーン=、那覇市松山交差点近く

 取り組むべき施策として、「道路ネットワーク整備」や「地域の公共交通システムの再編・活性化」など四つの柱を設定。ネットワーク整備は、ビッグデータを活用した交通渋滞の原因を分析する必要性を強調。交通システムの再編・活性化は、沖縄都市モノレールの車両数増加や基幹バスの導入に向けたバス網再編などを要望した。

 安里座長は基幹バス構想の早期実現に向けた取り組みの必要性を強調。「交通渋滞は大きな経済ロスをもたらしているとの試算もある。経済界にも積極的に渋滞対策に向けた協力を呼び掛けたい」と語った。