那覇署(當山達也署長)と沖縄タイムス販売店会那覇連合会(玉那覇有慶会長)は29日、市内に住む独居高齢者の見守りを強化する覚書を結んだ。新聞配達員が独居高齢者宅で、新聞受けに新聞がたまっているなどのケースを想定。異変に気付いたら販売店側の担当者を通じて那覇署に情報を寄せ、安否確認を取る仕組みだ。

覚書を結んだ那覇署の當山達也署長(右)と沖縄タイムス販売店会那覇連合会の玉那覇有慶会長=29日、那覇署

 同署には、遠隔地に住む家族や不動産管理会社から安否確認を依頼する通報が年間約160件ある。28日未明、市内の県営住宅で新聞配達をしていた男性(74)は、独り暮らしの80代女性が玄関前で倒れているのを見つけ、救急車を呼んだ。「ドアが2、3センチ空いていて、呼び掛けても返事がなかった」という。女性は病院へ運ばれ、命に別条はない。

 當山署長は「通報が早ければ、高齢者が倒れていても最悪のケースを防ぐことにつながる。活動を通し、地域住民に安全安心を届けたい」と期待を寄せた。玉那覇会長は「異変があれば連絡し、できる範囲で協力していきたい」と話した。