NAHAマラソンに向け、那覇市のロワジールホテル那覇内にスポーツ用品「アンダーアーマー」による「ランナーズハウス」が期間限定でオープンした。最新のランニングシューズやウェアを販売しているほか、専門スタッフによる講習会なども行われている。NAHAマラソン本番が迫る中、頭の中はちゃんと完走できるか不安でいっぱい。レースペースでスタッフと一緒にジョギングができると聞き、本紙記者が体験してみた。

スタッフ(右)からアドバイスを受け走る記者=那覇市・奥武山公園

 訪れた日は、1キロ6分半の一定ペースで4キロを走るメニュー。本番でこのペースを維持できるとすれば、タイムは4時間30分前後となる。制限時間の6時間15分以内に走るには、理論上は1キロ8分50秒以上のペースで走れば良いので、初めての人にはちょっと速いペースかもしれない。でも、ずっと一定ペースで走るにはある程度の経験を積む必要があり(8分50秒では止まったり歩いたりしたら間に合わない)、余裕をもって完走するためには、もう少しペースを上げたいところ。筆者はこれまで何度もフルマラソンを完走したことがあるが、経験上、練習時は「ちょっとキツイかな」と思えるペースで走ると、本番は楽に感じることが多い。最低でもキロ7分台で練習し、本番に臨みたいところ。もちろん、タイムを狙う人はそれ以上のペースで。

 話は戻って、ジョギング講習会。コースは、ロワジールホテル那覇を出発し、奥武山公園内を走って戻る。驚いたのはホテルの立地の良さ。奥武山公園まで目と鼻の先で、ランニング中、信号に引っかかってしまうことはほとんどなかった。緑あふれる公園内を走ると、ストレスなんて吹き飛んでしまう。長距離を走り抜くにはペースを上げ下げするよりも、一定のペースを保ち続けるほうがタイムは上がる。スタッフが一定のペースで伴走してくれるので、この感じを体に覚えさせつつ、本番に臨みたいところだ。

 ランニング後は、ストレッチで体をほぐす。実はこれが意外に重要なのだ。けがや故障を防ぐためにもぜひ、やってほしい。筆者も「面倒くさい」と普段はやっていなかったので、スタッフから「厳重注意(笑)」。反省しました。やってみると気持ちが良いし、走った後の筋肉の張りが少ないように感じた。

 ランナーズハウス内には、最新のランニンググッズやサプリメントも満載だ。特にシューズは何万歩も走る足と接しているので、慎重に選びたい。走るスピードや距離、足の形状に応じて設計が異なるので、自分ひとりで決めるのではなく、専門スタッフと話し合って決めるのがベストだ。靴擦れの心配もなくなる。

 サプリメントも大事だ。42.195キロという長丁場を走ると多くのカロリーを消費する。「おなかが痛くなるから何も食べない」という人もいるが、カロリー補給をしないとフルマラソンは走り抜けない。一説には、カロリー不足から脳が「危険」と判断し、「なんでこんなキツイことをしているんだろう」と走る意欲を低下させたり、「おなかが痛い」とうその指令を出して走るのをやめさせたりすることもあるという。個人的には補給が最重要と考えており、マラソン中は定期的なカロリー摂取を心掛けたい。とは言っても、走りながら食事をするのは難しい。走るために必要な栄養素が入ったサプリメントが手軽だ。何を選べば良いか分からない、という人は専門スタッフにアドバイスしてもらおう。

 講習会では、ほかにランニングフォームのチェックや体幹トレーニングなどもあるので、本番前に不安がある人は足を運んでみてはどうだろう。ウェアやシューズのレンタルもあり、仕事帰りに手ぶらで訪れてもいい。走った後は温泉でリフレッシュできるので、おすすめだ。ランナーズハウスはNAHAマラソン当日の4日まで。