進学や就職で島を離れようと考えている沖縄県内離島の高校3年生のうち、将来「島に戻りたい」と考えている生徒が6割に上ることが1日、沖縄総合事務局の意識調査で明らかになった。島に愛着を持っていることや、貢献したいとの意見があった。一方で、「戻らない」と回答した生徒は、島外に比べて収入が低いことや働く場が少ないなどの理由を挙げた。卒業後に島を離れて本島や県外に住むと答えた割合は全体の85・3%だった。

離島のビーチ

離島のビーチ

 総合事務局は今後の離島振興に役立てるため、初めて離島の高校生を対象にした調査を実施。久米島・宮古島・石垣島で計8校の高校3年生965人から回答を得た。

 自然環境の良さなどを理由に、島の生活に「満足している」「やや満足している」と答えた人は72・2%だった。一方で、島の課題(複数回答)に「働く場所、企業が少ない」と回答したのは19%で、「娯楽施設が少ない」(24・7%)に次いで高かった。

 島の将来(10~20年後)の見通しについて、ホテルの増加など観光関連業の好調を理由に、61・9%が「発展している」と答えた。

 総合事務局の能登靖局長は「アンケートで示された課題を踏まえ、今後の離島振興を考えていきたい」と語った。