国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている沖縄県渡名喜(となき)村の伝統家屋修復事業で、入札に関する情報を事前に業者に漏らしたとして、沖縄県警捜査2課は2日午後にも同村の教育長と建設業者の代表の男らを、官製談合防止法と競売入札妨害の容疑で逮捕する方針を固めた。

渡名喜島のフクギ

 同日午前、逮捕状を請求した。渡名喜島では路面より低い屋敷やフクギの垣根など昔ながらの風景を残そうと、2001年から伝統家屋の修復事業を実施。捜査関係者によると、教育長は修復事業を島出身の業者らでつくる親睦団体に優先的に発注させるため、入札情報を漏らしたとみられる。

 教育長は沖縄タイムスの取材に対し、「入札価格などを把握する立場になく、全く身に覚えがない」と関わりを否定している。