2018年(平成30年) 5月22日

沖縄タイムス+プラス ニュース

西武・多和田「来季2桁勝利」一発更改 那覇公式戦へ「活躍見せる」

 プロ野球・埼玉西武ライオンズの多和田真三郎投手(23)=中部商業高-富士大出=が6日、埼玉県所沢市の球団事務所で初の契約更改に臨み、年俸1500万円から800万円増の2300万円で一発サインした。多和田は「来季は1年間ローテーションを守り、2桁勝利を目指す」と2年目の飛躍を誓った。(小笠原大介東京通信員)

来季の2桁勝利を誓う西武・多和田真三郎=埼玉県の球団事務所(小笠原大介通信員撮影)

 昨秋のドラフト1位で西武に入団した多和田は、今季18試合に登板し、2完投を含む7勝5敗、防御率4・38をマーク。パ・リーグでは10勝を挙げて新人王を獲得した高梨裕稔(北海道日本ハム)に次ぐ勝利数となった。

 「練習法や心構えなど、プロとアマの違いを痛感した1年」と語る多和田は、目標とする先輩投手、菊池雄星らとオフに自主トレを行う予定。来年6月27、28日には沖縄セルラースタジアム那覇で56年ぶりの主催公式戦(対千葉ロッテ)もあり、「家族や沖縄の人たちに良い姿を見せたい」と凱旋(がいせん)を約束した。(金額は推定)

■「良くも悪くも充実した1年」 誓う飛躍

 中部商業高時代は、甲子園出場もなく、プロ志望届を出すも指名がかからなかったが、富士大(岩手)では1年時にノーヒットノーランを達成するなど開花させプロへの道を開いた多和田。1年目で7勝を挙げるなど、即戦力ルーキーとして結果を残した。「良くも悪くも充実した1年。前半戦が出遅れた分、この結果になったが、自分としてはもっといけた」と振り返り、2年目へさらなる飛躍を誓った。

 大学4年時に負った右肩痛のリハビリやプロの調整方法への順応などに時間がかかり、開幕から出遅れた。5月14日のプロ初登板では3連続押し出し四球を含む4失点という内容で2回も持たずに降板。洗礼を浴びて「やっぱりプロは甘くない」と痛感した。

 結果を残せず我慢の日々が続いたが、「沖縄の家族や友人たちから励ましの連絡があり、力になった」。6度目の先発となった6月19日のヤクルト戦では5回5失点で降板するも、打線の援護もあり、念願のプロ1勝を手にした。だが、「この内容で勝てるとは思えない」と一から課題を洗い出した。

 軸足の右つま先から膝までがマウンドにこすれるほど沈みこむ独特のフォーム。より制球力を安定させるために下半身の強化を徹底して行った。その結果、制球力に加え、自慢の直球にもキレが増して持ち前の攻める投球に磨きがかかると、徐々に試合をつくれるようになった。

 8月11日の日ハム戦では、3番指名打者の大谷を4打席無安打に封じ込め、3安打完封勝利。「菊池(雄星)さんら先輩から学んだ結果。プロとしての自覚が持てた」と成長を実感した。

 来季はかつての黄金期を支えた辻発彦新監督が指揮を執り、Bクラスからの覇権獲りを狙う埼玉西武。6月には那覇で公式戦も予定され、2年目の多和田に向けられる視線は熱い。「まずは1年間ローテーションを守り、2桁勝利が目標。沖縄では自分の活躍する姿を見せたい」と宣言した。

野球・ゴルフ・サッカー・バスケ・・・プロからアマまでスポーツ全記事、読み放題! >>「沖縄タイムス+プラス スポーツ」

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム
24時間 1週間
24時間 1週間