2018年(平成30年) 4月22日

沖縄タイムス+プラス ニュース

米軍、民間地でのつり下げ訓練を否定 沖縄防衛局と見解に食い違い

 沖縄県宜野座村城原区の民間地上空を米海兵隊オスプレイがつり下げ訓練をした問題で、米海兵隊は6日の訓練は米軍の提供施設内で実施したとの認識を示した。「承認された飛行ルートで実施した」としており、民間地での訓練を否定した。沖縄防衛局は職員が訓練を現場で確認し、その日の夜に中嶋浩一郎局長が米軍に抗議しており、認識が食い違っている。海兵隊が9日までに本紙取材に回答した。

民家の脇を物資をつり下げて旋回するオスプレイ=6日午後4時1分ごろ、宜野座村城原区内

 米軍は、当日に訓練を実施したことは認めた上で、「城原区近くの着陸帯で通常のつり下げ訓練を実施した」と回答。つり下げ訓練は訓練場の運用基準に従って実施しているとして、訓練場外での訓練を明確に否定した。

 米軍の見解に當眞淳村長は、村職員が撮影した写真や報告から「事実とは違う」と話し、民間地であることを強調。民間地でこのような危険な訓練はやめるべきだとして「日常的に民間地上空を飛行しており、地域住民の不安を高める。地元に配慮し、国にもそういう対応をしてほしい」と語った。防衛省関係者も「民間地上空であることは間違いない」と述べた。

 6日の訓練は、自宅上空をオスプレイが飛行した城原区の男性から連絡を受けた防衛局職員が目視で確認。その日の深夜には中嶋局長が、宜野座村と県に謝罪するなど異例の対応を取った。防衛省の深山延暁地方協力局長も在日米軍のチャールズ・シュローティ副司令官に周辺住民に配慮するよう抗議、要請した。

 一方、米軍によると、訓練内容に関しては「戦車用に設計されたタイヤを運ぶ訓練」としたが、当日何をつり下げていたかは明言していない。

 また、外務省沖縄事務所の川田司大使は9日、キャンプ・コートニーで在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官と面会し「訓練は住宅地から可能な限り離れた場所で実施すべきだ」と訓練に抗議した。

これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地
沖縄タイムス社編集局編
高文研
売り上げランキング: 24,236

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム
24時間 1週間
24時間 1週間