沖縄県南城市にある琉球ゴルフ倶楽部のキャディー、本多里実さん(23)が、プレー中に倒れ心肺停止状態になったとみられる男性(79)にAED(自動体外式除細動器)や心臓マッサージを施して一命を救った。本多さんは「8日に退院したと聞き安心した。多くの人にAEDの使い方を覚えてもらい、人命救助につながれば」と話した。

プレー中に倒れた男性の命をAEDで救ったキャディーの本多里実さん=9日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部

 男性は11月24日、西コース3番ホールで倒れた。同組でプレーする男性の息子が駆け付け、頭を打たないように肩を支えて介抱。本多さんはカートの無線で救急車を呼ぶよう、事務所に連絡した。

 やがて男性の顔色は紫から黒に変わり、脈もなくなった。本多さんは届いたAEDを使って電気ショックを与えた後、心臓マッサージをし、男性の息子が人工呼吸を施した。

 7分後に島尻消防がコース上に到着したころには、男性の呼吸と脈は回復していたという。同消防は「AEDの使い方を知っていたことで、人命救助につながったと考えられる」と話す。

 本多さんは、以前勤務した那覇市のステーキ店で年1回、AEDの使用法を学習。2、3年前にあった同店近くでの交通事故で、AEDを使った経験があった。「ゴルフ場では無我夢中で対応した。お客さまの体調も見ながら、プレーも支えて行けたら」と話した。