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「翁長節」を封印、表情硬く「判決待って報告する」 辺野古裁判

2016年12月13日 08:11

 辺野古新基地建設を巡る国の不条理を鋭く批判してきた“翁長節”を封印し、最後まで慎重な姿勢を崩さなかった。国と争う「辺野古違法確認訴訟」の最高裁判決で県側の敗訴が確定する見通しとなった12日。県庁で会見した翁長雄志知事は硬い表情で「(20日の)判決を待って報告したい」とひたすら繰り返した。「極めて残念」と述べたが、それはあくまで弁論が開かれないことなどへの所感。敗訴の見通しについて「100パーセント確定していない」として明言を避けた。

最高裁の判断を受け開かれた翁長雄志知事の会見には大勢の報道陣らが詰め掛けた=日午後、県庁

 一報を「淡々と受け止めた」と言う知事だが、会見に先立って約1時間半、県幹部らと協議。県庁6階の知事室は、時折事務方が小走りで出入りするなど緊迫したムードに包まれた。一方、会見場の1階ロビーは、約50人の記者で人だかりができるなど、重大な局面を物語っていた。

 そこへ現れた知事は冒頭、「裁判の話もあるが、北部訓練場の件でもともと会見の予定があった」とあえて切り出すと、用意した原稿を抑揚なく読み上げた。

 「北部訓練場返還式への出席を見合わせる」としたコメントはA4用紙2ページ分。これに対して辺野古違法確認訴訟で用意したコメントは1ページだけ。原稿通りの「判決を待って報告したい」との意向を崩さないまま、会見は18分で終了した。

 福岡高裁那覇支部が判決を言い渡した約3カ月前、「県民を愚弄(ぐろう)している」などと約40分にわたり批判を繰り返した当時のような勢いは見られなかった。

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