2018年(平成30年) 5月26日

沖縄タイムス+プラス ニュース

オスプレイ 墜落機の僚機が普天間飛行場で胴体着陸

 在沖米海兵隊のMV22オスプレイが13日に名護市安部の海岸に墜落した事故で、この機体と一緒に空中で給油を受けていた別のオスプレイも13日に、普天間飛行場で胴体着陸する事故を起こしていたことが14日、分かった。日米両政府が安全性を強調し沖縄へ強行配備したオスプレイが、1日に2件の重大事故を起こしていたことになり、配備撤回を求める声が強まるのは必至だ。第11管海上保安本部は14日、安部での墜落原因を捜査するため、航空危険行為処罰法違反の疑いで乗組員らを任意で事情聴取する方針を明らかにした。

 翁長雄志知事は14日、墜落事故を「不時着」と説明する日本政府側に「墜落としか思えない。怒りを禁じ得ない」と強く抗議。15日に杉田和博官房副長官など関係閣僚に直接抗議するため、14日夜に緊急で上京した。

 政府は22日、オスプレイが離着陸するヘリパッドの建設を条件とする北部訓練場の過半返還で式典の開催を予定しているが、知事は「県民感情を考えると行うべきではない」と明言し、中止を求めた。

 県議会は14日、墜落事故に抗議する意見書と決議案を可決する方向で調整に入った。11月定例会中の成立を目指す。事故現場となった名護市など19市町村議会も、墜落事故に抗議決議する方向で調整に入った。

 墜落事故から一夜明けた14日、安部の海ではバラバラになったオスプレイが漂った。米軍は現場周辺に規制線を張り、記者が機体に近づけないようにした上で、証拠となるフライトレコーダーなどを回収した。

 名護市の稲嶺進市長は14日昼、事故の状況を確認しようと現場を訪れたが、規制線に阻まれて事故機に近づけず「不条理だ」と無念さをにじませた。

 機体の胴体の側面には、普天間飛行場所属の海兵隊ティルトローター飛行中隊であることを示す「竜」「VMM265」の文字があった。

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