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選手時代は届かなかった「花園」出場、審判で実現 外間元人さん「選手の全力引き出す」

2016年12月15日 10:14

 27日に大阪・花園ラグビー場で開幕する第96回全国高校ラグビー大会のレフェリーに名護市の外間元人さん(37)=首里高-鹿屋体大-同大学院出=が初めて選ばれた。高校時代はラガーマンだったが、「聖地」には届かなかった。レフェリーの立場で夢をかなえ、「選手の全力を引き出せるように信頼されるジャッジをしたい」と胸を高鳴らせている。(新垣亮)

11カ月の愛息、元耀ちゃんを抱っこする外間元人さん。育児休業を取得し、子育てにも奮闘中。「家族の支えがあるから続けられます」=名護市・21世紀の森ラグビー場

高校の試合でレフェリーを務める外間元人さん=12月10日、福岡県内(提供)

11カ月の愛息、元耀ちゃんを抱っこする外間元人さん。育児休業を取得し、子育てにも奮闘中。「家族の支えがあるから続けられます」=名護市・21世紀の森ラグビー場 高校の試合でレフェリーを務める外間元人さん=12月10日、福岡県内(提供)

 外間さんは九州協会公認のB級レフェリーの資格を持つ。名護特別支援学校の寄宿舎指導員として働きながら10年以上実績を積み、九州協会の推薦で全国大会の笛を吹くことが決まった。

 ラグビーを始めたのは首里高2年の9月。陸上の中長距離選手だったが、新人大会に向けて練習に打ち込んでいた同級生のラグビー部主将から誘われた。

 体を激しくぶつけ合う競技に「痛そう。絶対けがする」と乗り気でなかった。それでも同級生の熱意にほだされ、「新人大会までなら」と引き受けた。その大会で首里は躍進し準優勝。九州切符をつかむと、「それからずっと続けてしまった」。いつの間にか、楕円(だえん)球の魅力にのめり込んだ。

 ラグビーを続けながら体育教諭を目指し、鹿屋体育大に進学。大学院時代にC級、沖縄に戻り社会人となってB級の資格を取った。 ルールが複雑で、両チーム総勢30人が目まぐるしい攻防を繰り広げるため、レフェリーにはボールが見える的確な位置取りで、正確なジャッジが求められる。九州の先輩に言われた「沖縄の競技力向上のためには、レフェリーの質も上がらないといけない」との言葉を肝に銘じている。

 選手同様に持久力、瞬発力を高めるトレーニングが日々欠かせない。妻の千尋さん(38)が食事管理などで外間さんを支える。

 花園では1回戦の主審を担う。自身が道を切り開いて後輩を育てたいとの思いも強い。「家族の理解があってこそ続けられる。頑張って良い笛を吹きたい。テレビ中継もありますしね」

 聖地を駆ける自身の姿を想像し、表情を引き締めた。

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