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[大弦小弦]「沖縄は植民地。そう見ると本土との関係が分かる…

2016年12月16日 10:20

 「沖縄は植民地。そう見ると本土との関係が分かる」。沖縄問題を考えるシンポジウムで、ニューヨーク・タイムズの元東京支局長が言及した。沖縄取材が豊富なだけに言葉の重みがあった

▼同様の言い回しが、安慶田光男副知事の口から出た。「植民地意識丸出しだ」。オスプレイの機体が名護市沿岸で大破した事故への抗議で、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官が見せた“逆ギレ”を批判した

▼「県民や住宅に被害はなかった。感謝されるべきだ」。ニコルソン氏は声を荒らげ、机もたたいて抗議に反発したというから、あいた口がふさがらない。事故で負傷した兵士を気遣う上官なのかもしれないが、視野に県民がまったく入ってない

▼「支配地域の人命や民意、長期的発展に責任をもたず、ただその土地と資源の略奪と活用を目的とする支配」。植民地主義支配について、沖縄近現代史研究者の森宣雄さんが著書で述べている

▼米軍や日米両政府が沖縄に対してやっていることを思い浮かべ、その定義をあてはめれば、残念ながら、沖縄は植民地扱いと納得せざるを得ないだろう

▼悲惨な事件・事故で、これでもかと辛酸をなめさせられ、不安を押しつけられて、県民感情は培われてきた。その歴史と変わらぬ現状を反映していることを踏まえず逆ギレとは、沙汰の限りである。(宮城栄作)

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