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「米軍は何考えているんだ」 沖縄県、飛行再開打診に怒り 「認めれば日本は属国」

2016年12月17日 12:34

 在日米軍がオスプレイの飛行再開を日本側に打診したことに、沖縄県関係者からは一斉に非難の声が上がった。県幹部の一人は、「墜落事故からわずか3日、米軍は何を考えているのか」と批判した。

名護市安部の海岸に墜落し大破したオスプレイ=14日午後2時54分(本社チャーターヘリから金城健太撮影)

 オスプレイは墜落に加え、着陸装置の不具合による胴体着陸と2回の事故を起こしている。

 幹部は「原因が究明されていない段階で飛行を再開するなどあり得ない」と非難。事故を受け、県民の間で不安が広がっているとし「自国で事故が起きても同じ対応をするのか。あまりにもばかげている」と強調した。

 別の幹部は、稲田朋美防衛相ら日本政府も安全が確認されるまでの飛行停止を求めていることに触れ「安全性は全く確認できていない。仮に政府が飛行再開を認めれば、まさに米国の属国としか言えない」と語気を強めた。

■安部区、海水汚染調査求める

 名護市安部(あぶ)でのオスプレイ墜落事故を受け、同区の當山真寿美区長は15日、若宮健嗣防衛副大臣と区内で面談し「墜落現場の海水汚染調査」「住民への情報提供」「周辺規制の早期解除」を求めた。

 米軍は16日、安部地区会館を訪ね、當山区長に作業の進捗(しんちょく)状況などを報告。當山区長は今後も随時、情報提供するよう求めた。當山区長は本紙取材に「ここには人が暮らしている。事故後、毎日何が起こっているのか分からず区民は不安に思っている」と訴えた。

■高江区、事故抗議決議採択へ

 【東】東村高江区(仲嶺久美子区長)は18日に代議員会を開き、オスプレイ墜落事故への抗議決議案を採択することを決めた。同区周辺に新たに四つのヘリパッドが造られ、オスプレイの運用が見込まれることから仲嶺区長は「事故発生で区民は不安に思っている。しっかり声を上げたい」と話した。決議後、沖縄防衛局を訪れ抗議する予定。

 仲嶺区長は22日の米軍北部訓練場返還式典に出席し、政府関係者にオスプレイの運用に対する懸念を伝えるという。

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