沖縄県観光政策課が19日発表した2015年度の旅行・観光の経済波及効果の推計は、前回調査時の12年度と比べ49・9%(3375億9200万円)増え、調査開始の04年度以降過去最高の1兆143億3400万円となった。

伝統芸能行列を楽しむ観光客(2015年11月)

 内訳は、国内観光客、外国人観光客、県民を合わせた旅行・観光消費額6917億円のうち県外の観光業界に流れず県内の観光業界に残った直接効果分が6082億円、県内の観光業界から関連の他産業へ広がった1次間接波及効果が2554億円、一般県民の所得が上がり新たな消費行動にまでつながった2次間接波及効果が1508億円。

 旅行・観光による消費額のうち、原材料の仕入れ費などを差し引いた付加価値誘発効果(粗利益)は、12年度比41・2%(1441億1300万円)増の4937億7900万円。雇用誘発効果は55・2%(4万4708人)増の12万5749人で、いずれも過去最高となった。