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女性暴行事件県民大会から半年「米軍基地があるが故」

2016年12月20日 07:41

 元米海兵隊員で軍属の男による暴行殺害事件を受け、6万5千人が結集した県民大会から19日で半年。大会後も相次ぐ米軍関係者の事件・事故や、名護市安部海岸でのオスプレイ墜落など、「基地あるが故」の不安は消えることはない。大会での登壇者に思いを聞いた。

状況何も変わらず 玉城愛さん(県民大会共同代表)

 県民大会で共同代表を務めた。6万5千人が、被害者の追悼と海兵隊撤退を求め集まったが、オスプレイ墜落もあり、状況は何も変わっていないと感じる。

 「不時着」の一報を受けた時は「やっぱり落ちたのか」という印象。大破した機体を見て「不時着? 普通に墜落じゃん」という感覚だった。欠陥機として懸念された機体を強行に配備した政府は無責任だ。

 大会で訴えた「海兵隊撤退」への道筋をどう示すのかが問われている。私たちは知事や政治家に全ての責任を負わせていないだろうか。自問する日々だ。

社会への行動大事 小波津義嵩さん(シールズ琉球)

 シールズ琉球のメンバーとして、県民大会で「基地は要らないと声を上げても正面から聞いてもらえない」と訴えたが、半年過ぎても現状は変わらない。

 安倍晋三首相はプーチン大統領と会談した際、北方領土問題でロシアに歩み寄る姿勢をみせた。なぜ沖縄にはその姿勢がないのか。県民の未来など考えていないのではないか。

 高江ヘリパッドが完成し、辺野古工事も再開された。怒りや絶望など複雑な気持ちだが、これからも社会に対して何らかのアクションを起こし続けていくことが大切だと思っている。

遺族と共に生きる 古謝美佐子さん(歌手)

 事件のことを忘れ去りたいという人もいるかもしれないが、事件を知っている人が伝え続けなければいけない。遺族の方もつらいと思うが、被害者のお父さんも、私たちも、一緒に、「生きていく」という気持ちを強く持ちたい。

 オスプレイ墜落は沖縄がまだ、米軍の支配下にあるのではないかと思わせた。四軍調整官の態度も、「不時着」という言葉を使った防衛大臣にも腹が立つ。人に危害がなければ、いいのか。豊かな海の生物たちへの影響は考えないのか。人の命を守れない日米地位協定なんて要らない。

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