琉球王国時代の年始行事の一つ「首里城への美御水(ヌービー)の奉納祭」(主催・首里当蔵町自治会)が25日、首里城周辺で行われた。同自治会や首里クェーナ保存会などから参加した約50人が、役人やノロに扮(ふん)して、首里公民館から首里城正殿まで練り歩いた。

首里城正殿へ「美御水」を運搬する一行=日、那覇市・首里城公園

 「美御水」は、琉球王国の安寧と国王の健康・長寿を祈願して献上されたもの。一行は、国頭村辺戸の大川と浦添市沢岻樋川でくんだ水を合わせた「美御水」を首里城正殿まで運んだ。

 初めて「美御水」を運んだ桃原良光さん(74)=那覇市=は「4度目の参加だが、これまでとは責任感がまるで違った。厳かな気持ちで臨んだ」と話した。

 「美御水」は、1月3日まで首里城正殿内で展示される。