【台北】台北市や中国泉州でレンタル自転車「ユーバイク」を運営する微笑単車(台北市)の何友仁(ハ・ヨウレン)社長は27日までに沖縄タイムス社のインタビューに応じ、「沖縄がユーバイクを導入すれば、沖縄がさらに住みよい街になる。(沖縄側が希望すれば)協力する」と述べ、沖縄での展開に関心を示した。(松田良孝通信員)

「ユーバイク」を運営する微笑単車の何友仁社長=21日、台北市内の同社

 何社長は「今のところ、沖縄で具体的な整備計画はない」としたものの、導入前には「各種条件を慎重に評価する」とも述べた。条件として気候や人口密度、公共交通の状況、道路の状況、外出に関する人々の習慣、交通政策や道路に関する施策などを挙げた。

 何社長はレンタル自転車について「自転車のシェアリングは世界の流れ。現代の都市に不可欠なシステム。自転車に乗ると、ストレスの解消や環境に対する負荷の軽減になる」と説明。「観光客に対しても、街を楽しむ上で新たな選択肢を提供することができる」と、観光振興にもつながると強調した。

 沖縄については「世界各地から観光客が訪れる著名な観光地。ツール・ド・おきなわも世界的に知られた自転車のイベントだ」との認識を示した。

 ユーバイクは「ポート」と呼ばれる無人のステーションで自転車を有料で借りたり、返したりする仕組み。微笑単車によると、12月16日現在、台湾ではポート907カ所、自転車2万5607台を運用。中国では同10日に泉州市安渓県で運用が始まり、泉州全体では265カ所、8520台となった。

 翁長雄志知事も11月26日、同社で何社長と意見交換し、台北市内のポートを視察している。