沖縄市泡瀬5丁目付近の住宅の壁一面に色とりどりの花々を描いた壁画が26日、お目見えした。沖縄東中学校の美術同好会の生徒ら18人が、地域の老人クラブの要望を受けて約1カ月かけて仕上げた力作。通学路を明るく華やかに彩り、地域から喜ばれている。

沖縄東中の美術同好会の生徒が約1カ月かけて仕上げた壁画=沖縄市泡瀬

住宅の壁いっぱいに花々を描いた沖縄東中学校の美術同好会の生徒ら=26日、沖縄市泡瀬

沖縄東中の美術同好会の生徒が約1カ月かけて仕上げた壁画=沖縄市泡瀬 住宅の壁いっぱいに花々を描いた沖縄東中学校の美術同好会の生徒ら=26日、沖縄市泡瀬

 壁画は、市泡瀬にある浜川禮子さん(72)宅と隣接する住宅の壁で全長約30メートル。ヒマワリやコスモスなど色鮮やかな花が目を引く。

 住宅街の近くでは、市の緑地公園の工事も進んでいることから、地域の環境改善につなげたいと、泡瀬第3老人クラブの高江洲義一さん(65)が発案。同学校に申し出て快諾を得た。

 生徒らは放課後の時間を利用したり、土日も返上して丁寧に作業を進めてきた。同好会会長で中学2年の玉城八絵(14)さんは「最初は真っ白な壁で、どこから描き始めていいか分からなかったけど、原画をアレンジしながらいい感じに仕上がった」と満足そう。

 花や葉、背景などを担当するグループに分かれて下書きからペイントまでを手掛け、「出来栄えは百点満点。子どもたちが見て、花ってきれいだなと思ってくれればうれしい」と笑顔で話した。

 同好会顧問の渡久地伸一教諭は「完璧な仕上がり。これだけの大きな壁画に取り組むのは初めてで、最初は不安だったが、生徒たちが忍耐強く続けてくれた」と喜んだ。

 殺風景な自宅の壁が一転、華やかに仕上がった浜川さんは「生徒たちには感謝です。素晴らしい壁画で、早起きするのが楽しみ。地域の人たちにも楽しんでほしい」と感動しきり。壁の洗浄と下地づくりを手掛けた発案者の高江洲さんも「こんなにいいものに仕上がってびっくり。子どもたちの自由な発想がいい」と目を細めた。