人と指を合わせるしぐさが映画「E・T」のシーンみたいと注目を集めた沖縄こどもの国(沖縄市)のチンパンジー「すぐる」(8月11、12両日掲載)。新聞報道後も、すぐるの行動を一目見ようと、来園者が後を絶たない。

すっかり人気者になったチンパンジーのすぐる(左)。指をガラス越しで合わせる来園者が後を絶たない=22日、沖縄こどもの国

 すぐるを担当している飼育員の山城剛志さん(43)は「新聞報道で、すっかり園の人気者になった。テレビでも取り上げられ、モテモテ」と声を弾ませる。すぐるに最も好かれている飼育員の松村和博さん(30)は「担当はキリンだが、時折すぐると指を通わせて遊ぶことが楽しみの一つ。僕が差し出すと毎回、指を合わせてくれますよ」と話す。

 体長170センチ、体重50キロの雄のすぐるは人間で言えば70歳の高齢者。約20年前から飼育されている。

 同園はチンパンジーの複数飼育を実現させるため、本年度から雄1匹、雌2匹のチンパンジーを新たに仲間に加えた。現在、複数飼育ができるようチンパンジーの顔合わせをしているが、すぐるはなかなかの人見知り。子どもたちと指を通わせ親交を深めているが、ほかのチンパンジーと仲良くなるのは時間がかかりそうだ。