海洋深層水や沖縄県産素材を使った化粧品開発・販売を手掛けるポイントピュール(久米島町、大道敦社長)、東京海洋大学、富山県立大学の3者は、久米島沿岸の海草から採れた海洋由来乳酸菌で発酵させた長命草(ボタンボウフウ)の発酵液に、医薬部外品の成分・コウジ酸に匹敵する美白効果があるとの研究結果をまとめた。

長命草

 同社は、発酵液を化粧品原料の国際命名法(INCI、インキ)に基づき、米国で登録。日本でも来年2月に「乳酸桿(かん)菌/ボタンボウフウ豆乳発酵エキス」(仮称)として登録される見通し。県内企業のINCI登録は異例で、製法も特許を出願中。

 富山県立大学の五十嵐康弘教授、東京海洋大学の今田千秋教授らとの共同研究。久米島に自生するアマモから採取した乳酸菌を使い、8種類の県産植物を乳酸発酵させ、シミなどの原因となるメラニンの形成を促すチロシナーゼへの影響を調べた。長命草の発酵液が最もチロシナーゼの活性を阻害。阻害率は美白効果があり医薬部外品にも使われるコウジ酸と同等だった。

 同社は来年1月、東京で開かれる化粧品開発展に出展し、成果をアピールする。大道社長は「沖縄の天然素材から生まれた安心・安全な原料で、効果も期待できる。新たな商品開発に生かし、ブランド力を高めたい」と話している。(長浜真吾)