【石垣】鳥が運んだ種で発芽したとみられるパパイアが、石垣市新栄町のJAおきなわ八重山支店近くの市道べりで風雨にもめげず育ち、地域の話題となっている。

街路樹への成長を願い自生パパイアの世話に励む西岡さん=石垣市美崎町

 近くに住む西岡翠さん(75)が昨年春、コンクリート縁石の内側舗装のわずかな地面の隙間から芽を出し、約30センチに伸びているのに気付いた。散水などを続け、今では幹回り20センチ余り、高さは170センチ近くにまで成長した。

 日本野鳥の会会員でカンムリワシなどにも詳しい西岡さんは「大きな鳥が運んで来て落とした種が芽生えたのでは」と推測。「既に何度か開花、結実しかけており、酉(とり)年に立派な実が拝見できれば」とほほ笑む。

 周辺のパパイアは今年8月の台風13号で倒れたが、このパパイアは、まるで石の上に根を張るように、風雨に耐えるど根性ぶり。

 西岡さんは「街路樹などを整枝される際、切られないか心配。何とか無事に立派な街路樹へ育ってほしい」と願う。(太田茂通信員)