2017年が幕を開けた。県内では初日の出参拝や初詣して新年の誓いを立てたり、デパートで福袋を買い求める客など、さまざまな正月の風景がみられた。

目当ての福袋を求めて商品コーナーに集まる買い物客=2日午前10時、那覇市・デパートリウボウ(渡辺奈々撮影)

ことしのえと「酉」を代表して登場したリュウキュウオオコノハズクのセブン(左)と、昨年の「申」代表のピグミースローロリスの「ひな」(右)=2日、沖縄市胡屋、沖縄こどもの国

琉球王国時代の正月儀式を再現した「朝拝御規式」=1日、那覇市・首里城公園

初日の出を見ようと大勢の人が詰め掛けた糸満市摩文仁の平和祈念公園=1日午前7時46分(喜屋武綾菜撮影)

目当ての福袋を求めて商品コーナーに集まる買い物客=2日午前10時、那覇市・デパートリウボウ(渡辺奈々撮影) ことしのえと「酉」を代表して登場したリュウキュウオオコノハズクのセブン(左)と、昨年の「申」代表のピグミースローロリスの「ひな」(右)=2日、沖縄市胡屋、沖縄こどもの国 琉球王国時代の正月儀式を再現した「朝拝御規式」=1日、那覇市・首里城公園 初日の出を見ようと大勢の人が詰め掛けた糸満市摩文仁の平和祈念公園=1日午前7時46分(喜屋武綾菜撮影)

福 袋

リウボウ開店前3000人 ライカム17000個販売

 那覇市久茂地のデパートリウボウで2日、初商いがあり、新春恒例の福袋を求め、多くの家族連れなどでごった返した。正面入り口前には、開店前から約3千人の長蛇の列。午前9時半のオープンと同時に目当ての福袋に向かって一斉に駆け込み、じっくりと品定めしていた。

 リウボウ全館で用意された福袋は約6千個で、最高額は30万円の黒真珠のアクセサリー3点セット。他にも洋服や雑貨、化粧品など豊富なラインアップに、各売り場は買い物客らでにぎわいをみせた。午前0時半から並び、最初に入った上原徳剛さん(20)=那覇市=は「お目当ては買えたが、姉に頼まれた買い物がまだある」と忙しそうに店内を走り回った。

◇    ◇

 イオンモール沖縄ライカムは1日朝、新春初売り福袋1万7千個を販売した。前日の閉店2時間前から並んだ客もおり、お目当ての福袋を狙い、長蛇の列。先頭に並んだうるま市の金城樹さん(17)は「人気ブランドの福袋のため12時間以上並んでいる。手に入れてすてきな年にしたい」と意気込んでいた。

 開店1分足らずで完売した福袋も。読谷村の喜友名朝巳(ともみ)さん(28)=会社員=は「朝早くから並びスターバックスの福袋をゲットした。良い年になりそう」と笑顔だった。

こどもの国

申から酉へ えとのばとん

 【沖縄】沖縄市の沖縄こどもの国で2日、新年の幕開けを祝う「新春初まつり」があり、動物たちによるえとの引き継ぎ式が開かれた。サルの仲間でピグミースローロリスの「ひな」と、リュウキュウオオコノハズクの「セブン」が顔を合わせ、昨年の「申(さる)」からことしの「酉(とり)」へ、えとをバトンタッチした。

 式では、ゾウの琉花が鼻で筆を持ち、書き初めを披露。器用に「トリ」と書き上げ、酉年生まれの来場者らに作品をプレゼントした。書き初めをもらった瀬戸口晴美さん(47)=沖縄市=は「明るい気持ちになれた。健康で楽しい1年にしたい」と喜んでいた。

首里城

朝拝御規式 厳かに

 琉球王国時代の正月儀式を再現する「朝(ちょう)拝(はい)御規(おき)式(しき)」が1、2の両日、首里城公園で行われ、観光客や家族連れなど多くの人々でにぎわった。

 式は3部構成で、第1部の「子(に)之(ぬ)方(ふぁぬ)御(うぬ)拝(ふぇ)」では、国王や三司官らの装束をまとった人々が登場し、正殿前の御庭に設けられた祭壇の前で1年の平和と平穏を祈願した。厳かな雰囲気の中で「万歳」を意味する「ワンスイ」を唱和した。

 家族7人で訪れた津波古彩さん(17)=那覇市=は「琉球らしい独特の雰囲気だった。赤色が映えていて、とてもきれいだった」と笑顔。福井県から観光に来た川村幸子さん(80)は「初めて見たが素晴らしかった。昔の伝統が立派に引き継がれており、感動しました」と話した。

 3日には「国王・王妃出御」の催しも行われる。