【糸満】潮平中学校3年2組の生徒29人が12月30日、辺戸岬から喜屋武岬の沖縄本島約140キロを駅伝で縦断した。13時間かけ走り抜いた生徒たちは「一生の思い出」と喜び「高校受験を頑張る」と誓った。

沖縄本島を縦断した潮平中の生徒たち

 島尻教育研究所の新垣光史研究員(42)が、10月の人事異動前に担任だった潮平中で「合格祈願 本島縦断駅伝」を計画。20歳のころ高校時代の仲間と本島縦断駅伝をした経験から、受験前の生徒に「自信をつけてもらおう」と考えた。別の中学でも行っており3回目という。

 生徒たちは29日夜に糸満を出発。30日午前0時15分ごろに辺戸岬を出発し、3キロ~500メートルをたすきリレーでつないだ。国道58号を南下し、恩納村、沖縄市を経て東海岸へ。夜間は車のライトで前を照らしバスで仮眠を取った。

 人を思いやる「愛」の字と生徒の名前を書いた横断幕を掲げ、午後1時半にゴール。筋肉痛の足を引きずる女子もいたが、充実した笑顔を浮かべて記念撮影した。

 川門航也さんは「走っていると、伴走するバスの窓から友達が応援してくれてうれしかった。県外進学を頑張ろうと思った」。やんばるの星空に感動した西原れいあさんは「みんなで団結できた。明け方は眠くて走るのが大変だったけど、一生忘れられない思い出」と喜んだ。

 新垣さんは「逃げずに走り切ったことが、今後の自信になれば」と期待。ゴール後は中学校に戻り、保護者が用意した沖縄そばを楽しんだ。