実力派の民謡歌手9人が名作を歌うアルバム「沖縄島唄2017」が10日に発売される。監修した元「THE BOOM」の宮沢和史は「気鋭の若手を中心に依頼した。沖縄の民謡を世界に広め、後世に胸を張って残せるアルバム」と思いを語る。

沖縄民謡への思いなどを語る宮沢和史=那覇市・沖縄タイムス社

 沖縄本島や離島の歌を収録。神谷千尋・幸裕親子の「花笠節」で始まり、当山賢理「廃藩の武士」、与那覇歩「でぃらぶでぃ節」、よなは徹「南洋小唄」と続く。他に大城クラウディア、仲宗根創、新垣成世、徳里隆行の歌が収録される。

 それぞれの声質が際立つ恋の歌や舞踊曲など多彩な作品を集めた。曲によって2~4人で共演するのも特徴だ。名作集であり、1枚のアルバムとしてまとまりも意識した。

 同アルバムは桜坂劇場の野田隆司プロデューサーが企画。毎年参加している世界規模の音楽見本市「WOMEX(the World Music Expo)」での配布用CDも兼ねて宮沢に監修を依頼した。野田プロデューサーは「宮沢さんは沖縄民謡の音源保存を企画するほど、熱意と知識がある人。ぜひ頼みたかった」と語る。

 宮沢は「海外向けを前提に制作した。まず音楽として質が高いことが必須条件。だから実力者を集めた。『これが沖縄の歌』と伝えられる」と出来栄えに満足感をにじませた。

 新譜は税込み2500円。発売記念ライブを20日午後7時から那覇市の桜坂劇場で開く。入場料は前売り一般2千円、高校生千円、中学生以下無料。問い合わせは同劇場、電話098(860)9555。