沖縄県出身のピアニスト・下里豪志が20日午後7時から、那覇市のパレット市民劇場でリサイタルを開く。今春は東京の天空劇場で日本ピアノコンクール(日本芸術センター主催)のファイナリストとしてのリサイタルに出演する。今後もさまざまな活動を視野に「限界をつくらずに、大きくなりたい」と話している。

ピアニストとして飛躍を目指す下里豪志(提供)

 沖縄でのリサイタルは、昨年2月に南城市のシュガーホールで初の独奏会を開いて以来。特待生として学ぶ上野学園大学の卒業を控え「4年間で新しく身に付けたもの、磨いてきたものを聴いてほしい」と言う。

 ラフマニノフの「ピアノソナタ第2番」(1931年版)は大学1年の時に先輩の演奏を聴いて「人間味のすごくある曲」だと感動した思い出がある。「愛している場所のある人が思い出を振り返ったり、前に進もうとしたりする物語の瞬間が繋(つな)がっている」と感じている。下里自身も故郷の沖縄が好きだ。ラフマニノフの出身地はロシアだが、同曲を通して「気候も何もかも違うけれど、温かな人の心がある」と思う。「これから長く弾いていく曲になりそう」

 他にリスト「愛の夢」「ラ・カンパネラ」、ガーシュイン「3つの前奏曲」などを予定している。

 入場料は前売り1500円。問い合わせは中村ピアノ教室、電話090(5740)6796。